車いす試乗体験

研究会メンバーの樋口准教授が担当する授業「土木と社会セミナー」において、2~3年生の約80名を対象に車いすの試乗体験を実施しました。九州大学伊都キャンパス内のプロムナードで実施しましたが、この坂道、縦断勾配はわずか2%程度です。公共空間のバリアフリー整備では、緩やかに設定しても勾配は4%です。今回車いす体験を実施した坂道は、その2倍の緩やかさでしたが、体験した学生の反応やいかに。

体験した学生の皆さんの反応は、「勾配2%でもすごいきつい。4%の勾配は体力が弱い高齢者や障害者を考えると、上るのは困難だと思う」「車いすに乗らないとこの感覚は分からなかった」「2%勾配でも下りはスピードが出て怖い」「乗ってみると見ているときの想像以上にきつい」「歩いているときは低い段差の点字ブロックも、車いすでは高く感じた」「地面の照明の上を通るとき、手応えが一瞬無くなって滑る」「これからは普段から車いすやバリアフリーに目を向けたい」など様々。学生の皆さんは、自分なりに感じ、気づき、得たものがあったようです。

九州大学 らくちんラボ

(旧 九州大学キャンパスバリアフリー検討研究会) ~すべての人が区別なく生活できる共生社会を目指して~

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