【駐車場】障害者用駐車場
工学部の4年生と、障害者用駐車場の利用状況を日暮れまでモニタリングしました。障害者用駐車場は、幅が広いものや、乗降用のゼブラゾーンがあるもの、路面が青色に塗装されているものや、屋根があるものなど様々ですが、一般的に最も多いものは、整備規準に則った幅3.5mの駐車場です。屋根は無く、幅2.1mの車体用スペースと、ゼブラに塗装された幅1.4mの乗降用スペースが設けられています。果たしてこのスペースは、障害者の皆さんにとって十分に使いやすいスペースなのでしょうか。10日間、のべ63時間のモニタリングを実施したところ、側方からはみ出す利用者は見られませんでしたが、車両後方からはみ出す利用が確認できました。特に、福祉車両ユーザーにおいては、車両後方に大きくはみ出します。車両後部からスロープを引き出し、車いすユーザーが乗降する場合、交通量が多い通行路にどうしても大きくはみ出してしまいます。これは、バリアフリー駐車場を考えるうえで課題のひとつになります。
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